小学生言う事を聞かない
小学生の保護者さまの悩みとして、
『子どもが言う事を聞かなくて困っています』
とういう内容が多く寄せられます。
「言う事を聞く」と親が子供に言う場合は、
『言う事を聞き行動を起こす』ことを意味しています。
勿論、小学生ともなるとそのような意味合いであることは理解しています。
なぜ、子どもは行動しないのでしょうか?
人は、①言葉を聞いて ②その言葉の意味を理解し ③やるべき行動を考え(判断し)ています。そして、はじめて④行動するのです。
①聞いて → (すぐに)→ ④行動をするのは、生きていく上において危険です。時には、”指示待ちくん”になったり、”都合が良いちゃん”になったりする可能性も出てきます。
①聞く→④行動するの時間を急がせるのではなく、②言葉の意味を理解する ③やるべき行動を考えるの2つに時間をかけて繰り返し練習させることです。
小学生は、言葉を十分には理解せず使用していることが多いものです。その言葉が意味すること、使い方、その後やるべき行動の手順を親子の会話の中で根気よく伝えましょう。
やるべきことの手順が明確に浮かぶようになると、行動をする方を選ぶようになり、”親の言う事を聞く”につながります。
年齢や状況により様々なことが考えられます。
言う事を聞けない状況になっていないかを確認してみましょう。
● 日々のたくさんの出来事から、言葉を理解する力、行動をするための力をつけてあげましょう。
● 多くの経験から、子ども自身で”パターン”や”分類”ができるように脳の働きを高めてあげましょう。
● 自分の意見を自分の言葉で言えるチャンスを与えましょう。
最後に、
親と子どもは、立場や役目が違うからこそ伝わらないこともたくさんあります。
子どもが成人するまで18年かかります。
”焦らず・慌てず・諦めず”人の話を聞けるように育てていきましょう。
心根を伸ばすママの情熱を応援していきます!
矢野美枝